宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 2/26 09:28 更新 コロナホールによる高速風が始まりそうです。太陽風に変化が見られています。 担当 篠原 太陽風に変化が始まっています。 昨日のニュース以降、280-300km/秒(ACEの黄色線)の低速状態が続いていた太陽風ですが、 今朝、26日4時(世界時25日19時)くらいから、変化が見え始めています。 まず、粒子密度が増加を始めました(橙色線)。 これまで5個/ccくらいだったのが、20個/ccへと増えています。 その頃から、速度もわずかですが、340km/秒へ増え始めています。 一方、磁場強度(白線)は3nTまで弱まっていたのですが、 26日7時半(世界時25日22時半)に、ポンとはじける様に10nTへ急に強まっています。 STEREOのEUVI195の太陽写真を見ると、 コロナホールが太陽の西側半分の位置まで進行しています。 この様子からも、そろそろ地球へ影響が及ぶ頃です。 27日周期で前周期と比較すると、高速風の開始は半日以上遅くなっています。 これは、コロナホールの右側に黒点群が発生し (STEREOの写真では明るく見えています)、 コロナホールを含めた、太陽の磁場構造が変化したためだと考えられます。 現在までの磁気圏活動はたいへん静穏でした。 オーロラの活動度を示すAE指数は目立った変化は見られません。 これから、太陽風の速度が上がっていきますので、 それにつれてオーロラの活動度は上がるでしょう。 現在、磁場強度が強まっていますので、南向きが卓越すると、 磁気圏の活動は一気に強められます。 太陽のフレア活動はたいへん穏やかです。 GOES衛星のX線グラフは、強度が最低レベルに下がったままで、 変化はほとんど見られません。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。26日6時(世界時25日21時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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