宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 2/21 11:33 更新 太陽風はさらに低速になっています(340km/秒)。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風はどんどん速度を下げ、340km/秒を切るほどの低速風になりました。 磁場強度は4nT。 南北成分の変化も小幅で、+2nTと-2nTの間をゆらゆらと変化しています。 遅い速度と小さな南向き磁場ということで、磁気圏活動はとても穏やかです。 ただ、AE指数にはごく小さな変化も見えていて、 太陽風磁場が南を向いた時に、オーロラが多少なりと極域の空を彩ったようです。 27日周期によると、速度の下がり方は前周期とほぼ一致しています。 引き続き、300km/秒くらいまで下がり続けることになりそうです。 次の高速風は2月25日にやってきそうです。 太陽面では、既にコロナホールが見えているはずなのですが、 SOHOの観測がお休みをしていますので、状況が分かりません。 さて、しばらく静穏ですので、今日は太陽風の細かい変化を見てみましょう。 27日周期の図に、セクターという線があります。 これは、太陽風の磁場の大まかな向きが、 地球から太陽(T)、太陽から地球(A)のどちらを向いているかを示しています。 今日のグラフでは、2月15日からずっと下半分、Aの側にあります。 これは、磁場が大まかに太陽から地球方向を向いていることを示しています。 前周期のグラフを見ると、1月19日から1月25日までは、同様にAにあります。 そして、1月26日にTに切り替わり、1月29日に再びAに戻って来ています。 この期間のセクターの切り替わりの様子を、過去3周期にさかのぼって見てみましょう。 それが、今日の1枚目の図です。 この図によると、この時期にはA→T→Aの変化が毎回見られていたことが分かります。 1列目は、11月30日〜12月5日 2列目は、12月29日〜1月1日 3列目は、1月26日〜1月29日 と、次第に期間が短くなっています。 この調子だと、今周期はどのように変わるでしょうか。 宇宙天気予報を考えてみませんか。 太陽のフレア活動は穏やかです。 943黒点群はその後活動を起こしていません。 規模も小さいままで、穏やかな状態が続くでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は減少を続けています。 警戒ラインからは、だいぶ下がりました。 ACE衛星による、太陽風磁場のセクターの変化。地球から太陽(T)と太陽から地球(A)方向。 (c) ACE、宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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