宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 2/16 11:16 更新 太陽風はとても高速です(600km/秒)が、次第に下がり始めています。放射線帯高エネルギー電子が増加しています。 担当 篠原 高速風領域は、山を超えた様です。 昨日はずっと650〜750km/秒のかなり高速の太陽風が続いていましたが、 ちょうど日が変わった頃、16日0時(世界時15日15時)に650km/秒を切り、 その後は下がり続けて、現在、600km/秒となっています。 下がったと言っても600km/秒ありますので、まだかなり高速です。 一方、オーロラ活動の方は、やや地味になっています。 AE指数を見ると、連続的に活動は見られていますが、 その変化は500nT程度で、比較的小規模です。 昨日のニュースのデータと比較すると、 高速風はおなじくらいだったのに、オーロラ活動は明らかに弱まっています。 参考に、シベリアの3日間の磁場データもご覧下さい。 3日間の活動の山が3つ見えていますが、右端の昨日の変化は、だいぶ弱まっています。 その原因は、太陽風磁場の違いにあると思われます。 昨日と比較すると、太陽風の磁場強度は、6nT前後から4nT前後へと弱まりました。 また、南向きの変化も、昨日は-3nTくらいは見られたのに、 今日の図では-2nTに達するかどうかという強さです。 もちろん、それほど大きな差ではありませんが、 磁場強度が弱まり、南向きも現れにくくなった結果として、 磁気圏活動は小規模になっていったのでしょう。 さて、高速風領域は後半に入りました。 今後も、速度はゆっくりと下がり続けるでしょう。 明日までは、500km/秒台の高速状態が続くかもしれません。 そして、明後日には高速風帯を抜け出すのではないかと思います。 放射線帯の高エネルギー電子が、ぐんぐん増加しています。 ちょうど、衛星の片方が警戒ラインの10000に達したところです。 更に増加すると思いますので、衛星の運用ではしばらく注意が必要となるでしょう。 太陽のフレア活動は穏やかです。 相変わらず黒点は見えません。 X線のグラフがざわついてきましたので、小さな活動領域が見えて来たのかもしれません。 SOHO衛星はデータ取得のお休み期間に入っています。 と、ちょうどここで、C1の小さな小規模フレアが観測されました。 領域などは不明ですが、活動的な黒点群が東側から上がって来たのでしょうか。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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