宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 2/17 11:15 更新 太陽風の速度は500km/秒を割りつつあります。明日には高速風を抜け出すでしょう。 担当 篠原 太陽風の速度はゆっくりと低下して、高速風は終盤を迎えています。 昨日のニュースの時点では、太陽風速度は600km/秒とまだかなりの高速でしたが、 その後も低下は続いて、現在、500km/秒を割りつつあります。 今後も低下は続き、今日いっぱいか、 明日には地球は高速風帯を抜け出すことになるでしょう。 その後は、かなり長い期間穏やかな日が続くと予想されます。 27日周期の図を見てください。 上の段の27日前の変化を見ると、次の乱れは右の端、1月29日に始まっています。 これは、今周期では2月25日に相当します。 来週いっぱいは穏やかに推移しそうです。 低下を続けてはいるものの、昨日から今日にかけて、 速度自体は500km/秒台を保っていて、立派な高速風でした。 しかし、オーロラ活動は小規模なものだけです。 AE指数では500nTの変化がひとつ目立つだけで、あとは小さな乱れが見える程度です。 これは、太陽風磁場の南北成分が、 0nTを中心として小幅の変化をするだけだったためだと思われます。 速度が高くても、磁場が南を向かなければ、オーロラのスイッチは入りません。 今後は、速度が一段と下がって行くため、 オーロラ活動は一層穏やかなものとなるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子の増加は止まっています。 ぎりぎり警戒ラインに達した程度です。 この様子だと、2〜3日で警戒ラインを切ることになるのではないでしょうか。 昨日、速報の様な形になりましたが、太陽でC1.7の小規模フレアが発生しています。 東端に新しく現れた942黒点群が起こしたとのことです。 かなり小さな黒点群の様です。 掲載の写真では姿が見えませんが、現れる前に撮影されたのではないかと思います。 明日になれば、はっきりとするでしょう。 X線グラフのレベルはほとんど変化していません。 フレア活動は基本的には、穏やかなままでしょう。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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