宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 2/ 9 10:32 更新 宇宙天気は概ね穏やかです。オーロラ活動は弱まっています。 担当 篠原 太陽風は速度(ACEの黄色線)が440km/秒にやや上がった状態が続いています。 一方、磁場強度(白線)は少し下がって、4nTに弱まっています。 磁場の南北成分(赤線)は引き続き細かく振動していますが、 その振幅は昨日よりも弱まっています。 昨日のデータでは、-5nTくらいまで南を向いていたのですが、 今日の図では、-3nT程度に小さくなっています。 磁場強度そのものが弱まっているため、大きく振動することができなくなっているのです。 南向きが小さくなっているので、 昨日の図ではにぎやかに変化していたAE指数のグラフも、 今日の図では変化がおとなしくなっています。 500nT規模の変化がひとつと、他は300nT前後の弱い変化があるだけです。 極域の空のにぎわいも一段落という印象です。 この後、速度は一旦下がって行くと思われます。 それとともに、オーロラ活動は一段と穏やかになっていくでしょう。 明日までは穏やかな状態が続き、 明後日、11日頃から高速風の回帰が見られる可能性があります(27日周期の図を参照)。 しかし、これまでにお知らせして来たように、 SOHO EIT284に見えるコロナホールの様子が変化しており、 どのような高速風がやってくるのか、興味が持たれます。 今日のEIT284の写真でも、コロナホールは明瞭には見えていません。 太陽ではC1.2の小規模フレアが発生しています。 短時間型で、鋭い変化をしています。 どの黒点群が起こしたのか分かりません。 あるいは、EIT284の写真で東の端から上がって来つつある、明るい領域かもしれません。 現在見えている941黒点群に変化は見られません。 基本的には、太陽のフレア活動は穏やかでしょう。 SOHO EIT284、8日22時(世界時8日13時)の写真。 (c) ESA & NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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