宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 2/ 7 10:15 更新 太陽風磁場がやや強まっています。小規模の高速風が来るかもしれません。 担当 篠原 太陽風が、前周期とよく似た変化を続けています。 昨日のニュース以降、磁場強度は7〜8nTに上がり、 やや強まった状態というのがはっきりと見えるようになりました。 一方、速度もゆっくりと上がり始め、350km/秒から400km/秒へと変化しています。 27日周期の図を参照してください。 太陽風の速度(緑線)、磁場強度(青線)に注目してください。 今周期、2月5-6日の変化と、前周期、1月9-10日の変化が、とてもよく似ています。 この様子だと、今日、これから速度がもう一段上昇して、 500km/秒を超えるくらいに上がる可能性があります。 高速状態は1日程度続くと見込まれます。 この太陽風の変動は、規模としては小さなものです。 しかし、きれいに回帰しているので興味が持たれます。 AE指数を見ると、3カ所ほどに小規模の変化が見えています。 まだ、観測点の数が少ないので、本当はもう少し活動的だった可能性はあります。 特に、ACEの図の前半では、太陽風磁場が-5nTの南向きになっていたので、 ある程度磁気圏への影響があったはずです(低速なので大きな影響ではありませんが)。 現在は、磁場強度がやや強まっていて、速度も通常レベルに戻っていますので、 中規模のオーロラ活動が発生しやすい状態になっています。 今後、速度が上がって行くと、より活動が起こりやすくなります。 もう少し先のことを検討します。 27日周期によると、2月11日から次の高速風がやってきそうです。 その発生源となるコロナホールが、太陽の東側にやってきているのですが、 前周期と比較すると、近くに明るい領域が発生していて(黒点にはなっていない様です)、 コロナホールの規模が狭められているように見えるのです。 SOHO EIT284の、最新の写真(左)と、27日前の写真(右)を比べてください。 右の写真では、太陽面の南東(左下)に縦に長く暗い影(コロナホール)が見えるのに、 左の昨夜の写真では、その影は弱まっています。 もう2日ほどすると、コロナホールは太陽の中心に達し、 よりはっきりと状況が見えるようになるでしょう。 太陽面にどのような変化が発生したのか、注目されます。 940黒点群は、西側に没しようとしています。 太陽のフレア活動は穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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