宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/31 15:18 更新 高速の太陽風が続いています(700km/秒)。オーロラ活動も活発です。 担当 篠原 太陽風の速度は、たいへん高い状態を保っています。 昨日のニュース以降、太陽風の速度は一旦650km/秒に下がりましたが、 日付が今日に変わった頃から再び上がり、現在は700km/秒を回復しています。 太陽風の磁場強度は5nTと通常レベルです。 高速風の後半によく見られる、磁場の弱まりはまだ見られません。 ACEの図の最後の部分で、3nTに下がっていますが、 これが続くかどうかはしばらく見る必要があります。 磁場強度が目立った低下を起こしていないとすると、 もうしばらく、現在の様なたいへん高い速度が続くと思われます。 27日周期の図で前周期の変化を見ると、600km/秒台は3日半くらい続いていました。 これを当てはめると、今回も、明後日にかけて600km/秒台が続くかもしれません。 今後、磁場強度が3nTレベルに下がると、速度低下が近いと考えてよいでしょう。 速度が大変高いため、中規模のオーロラ活動が続いています。 AE指数で500nTの変化が連続的に発生しています。 極域ではにぎやかなオーロラが見られたことでしょう。 引き続き、現在の速度レベルと、磁場強度が続けば、 オーロラ活動も同程度の規模が期待できます。 しかし、高速風の後半に入ると、磁場強度が弱まって南向きが小さくなり、 速度も下がり始めることで、オーロラも次第に穏やかになって行きます。 明日から明後日くらいまでは、 ある程度の活動が期待できるのではないでしょうか。 高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子の数が一気に増大しています。 青線のGOES11が警戒レベルに達し、明日には、赤線のGOES12も届くかもしれません。 今後、衛星の運用では注意が必要です。 太陽のフレア活動は落ち着いています。 Cクラスの小規模フレア2回のあと、特に目立った変化は無く1日ほど経過しています。 X線強度自体が下がっていることから、 黒点群の活動も弱まっているのかもしれません。 いずれにせよ、現状ではフレア活動は穏やかに推移すると思われます。 本日は更新時刻が遅くなり、申し訳ありませんでした。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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