宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/26 11:59 更新 C6.3の長時間型小規模フレアが発生し、CMEが見られています。太陽風は低速です(330km/秒)。 担当 篠原 昨日お知らせした、24日23時(世界時24日14時)のB9.0の小さなフレアに続いて、 25日16時(世界時25日7時)にも、C6.3の長時間型小規模フレアが発生しました。 発生箇所は同じく、太陽の東端のまだ上がって来ていない黒点群です。 太陽の端っこで起こった現象でしたので、 SOHO衛星のEIT195カメラで、とてもきれいなポスト・フレアループが見えていました。 ファイルサイズが大きくなりますが、動画を掲載します。 2つのフレアによって、CME(太陽ガスの放出現象)も2回発生しました。 こちらも、SOHO衛星LASCO C3の動画をご覧下さい。 地球から見て、真横に飛び出していますので、影響はないでしょう。 フレアを起こしている黒点群は、まもなく太陽の東端に姿を現すでしょう。 どのような規模の黒点群なのか、活発な活動度を保ち続けているのか、 注目されます。 太陽のこちら側に回って来ると、地球への影響も及びやすくなります。 B9.0、C6.3のふたつのフレアも、本来はもっと規模の大きな活動です。 黒点が見えるようになれば、 中規模クラスのフレアが観測されるようになるかもしれません。 太陽風は、速度が下がりきって、330km/秒付近で安定しています。 かなり低速の状態です。 密度(橙色線)が、2個/ccから10個/ccへ急に高まったりしていますが、 速度などの変化は伴っていません。 穏やかな太陽風が続いています。 速度が下がっているので、オーロラ活動も弱く、 AE指数にはほとんど変化が見られません。 明日いっぱいまでは、穏やかな状態が続くでしょう。 28日以降は、次の高速風への注意が必要となります。 高速風の発生源であるコロナホールが、SOHO EIT284の写真に濃く、大きく見えています。 左側の写真が、現在の太陽です。 右側の写真は、1周期前の太陽です。 コロナホールは、前周期と同様の規模を保っています。 このため、27日前と似た高速太陽風の変化が見られるのではないでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、わずかに減少している程度です。 このまま、次の高速風が来るまで警戒レベルを保っているかもしれません。 SOHO EIT195カメラが捉えた、25日16時(世界時25日7時)のC6.3のフレア発生前後の太陽の様子。 (c) ESA & NASA SOHO衛星LASCO C3カメラが観測した2つのCME。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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