宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/28 12:08 更新 太陽風速度は遅く(300km/秒)、磁気圏は穏やかです。高速風の始まりに注目してください。 担当 篠原 宇宙天気は穏やかな状態が続いています。 しかし、これからコロナホールによる高速の太陽風がやって来ると予想されます。 (昨日と同じ写真ですが、SOHO EIT284の中心にコロナホールが見えています) ACEのデータでは、変化が始まっている様にも見えます。 今後の変化に注目して下さい。 昨日より、太陽風は速度300km/秒前後のかなり低速の状態が続いています。 速度が下がりきっているため、磁気圏への影響は小さく、 オーロラ活動はたいへん穏やかです。 AE指数のグラフにはほとんど変化が見えません。 一方、ACEの磁場強度を見ると、昨日までは4nTに弱まっていたのが、 昨日のニュース直後に5nTへ上がり、図の最後の部分で6nTに強まっています。 まだ変化としては小幅なのですが、 これから高速太陽風がやってくることは間違いありませんので、 その変化の兆しが見えているのかもしれません。 いずれにせよ、今日のうちには磁場強度は本格的に強まり始めると思われます。 10nTくらいまで強まるでしょう。 磁場の変化を追いかける様に、速度にも変化が始まります。 磁場がしっかりと強まった頃から本格的に上昇が始まり、 今日から明日にかけて上がり続けることになるでしょう。 前周期のデータを参考にすると、最高速は700km/秒くらいまで上がりそうです。 磁場強度が強まると、大きく南を向く可能性が出てきます。 その影響で磁気圏が乱れやすくなり、 オーロラ活動が強まったり、磁気嵐が発生したりします。 速度が上がり始めた頃から、速度が最高速に達して磁場強度が下がるくらいまでが 最も活動的になる期間です。 太陽では940黒点群がB3の小さなフレアを起こしています。 しかし、昨日以降のグラフを見ていると、940黒点群の活動度は下がっている様です。 太陽のフレア活動は穏やかに推移しそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、密度が下がり、 警戒レベルを切りました。 今後、高速風の中盤くらいから再び増加する可能性があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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