宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/21 10:43 更新 太陽風の速度が下がり始めました(550km/秒)。新しい黒点群が発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの黄色線)が低下を始めました。 昨日の600〜700km/秒から、現在は、550km/秒に下がっています。 依然高速ですが、この後も速度は次第に低下して行くでしょう。 一方、磁場強度(白線)はほとんど変わらず、4nTのレベルを維持しています。 南北成分(赤線)は細かい振動がなくなり、0nTを中心として、 ちらちらと南北に揺れるような変化です。 大きな南向き磁場は見られず、オーロラ活動も落ち着きつつあります。 AE指数では、500nTの中規模活動がひとつ見られていますが、 その他の時間帯では、小さな変化に留まっています。 今後も速度は下がり続け、 そのためオーロラ活動も穏やかになって行くでしょう。 明後日、23日頃には、通常レベルの速度に戻っていると予想されます。 SOHO EIT284の太陽写真は、1日前の写真です。 全体的にのっぺりしていて、大きなコロナホールは見えていません。 このことから、高速風の通過後は、しばらく穏やかな状態が続きそうです。 27日周期の図によると、28-29日頃から次の高速風が始まりそうなのですが、 その原因となるコロナホールは、まだ太陽のこちら側に来ていません。 放射線帯の高エネルギー電子は、警戒レベルを保っています。 衛星の運用では注意が必要な状態が続いています。 今後の高エネルギー電子の減少はゆっくりと進みます。 しばらく現状のレベルが続くでしょう。 太陽のフレア活動は穏やかです。 新しく939黒点群が発生したそうです。 太陽写真で中心付近に黒点の姿が見えていますが、これがその黒点群です。 そして、X線のグラフが低いレベルでざわついています。 新しい黒点群の発生によるものだと思われます。 更に活動度を強めるかどうか、今後の変化に注目する必要があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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