宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/18 13:02 更新 たいへん高速の太陽風が続いています(640〜700km/秒)。激しいオーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 たいへん高速の太陽風が続いています。 昨日のニュース以降、太陽風の速度はもう少し上がって、 640km/秒から700km/秒の間を変化しています。 コロナホール起源の高速風としてはかなり高速の状態です。 太陽風磁場は5nTをやや超えるレベルで推移しています。 強まっているというほどではありませんが、弱まってもおらず、 高速風帯の中盤を迎えているという印象です。 ですので、まだしばらく現在のような高速状態が続くのではないでしょうか。 27日周期の図を見ると、前周期も600km/秒台の高速風が6日間にわたって続きました。 この周期の繰り返しと考えると、明後日までは600km/秒台が続きそうです。 高速風領域の後半に入ると、太陽風の磁場強度が5nTを切るほどに弱まることが多いです。 このデータが高速風の終わりを見るひとつの目安にできます。 速度が非常に高速であることに重なって、 太陽風磁場の南北成分が南寄りに変化しているため(-5nTくらいが頻繁に見られています)、 オーロラ活動がかなり活発になっています。 AE指数では1200nTの大規模な変動が、18日4時(世界時17日19時)に観測されています。 その他の時間帯でも、800nT前後の中規模の活動が連続しています。 極域ではにぎやかなオーロラが観望できたのではないでしょうか。 高速風はもうしばらく続くと思いますので、オーロラ活動も同様に続くでしょう。 やがて磁場強度が弱まり始めたり、速度が下がり始めると、 それに従ってオーロラ活動も落ち着いて行きます。 オーロラは、今日を含めて4日くらいは期待できるのではないでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子が一気に増加しています。 青線のGOES11のグラフが、警戒ラインの10,000の線に到達しました。 赤線のGOES12はまだ低いのですが、こちらもこの後増加して来るでしょう。 高速風はまだ続いていますので、引き続き変化に注目する必要があります。 太陽写真では、938黒点群がほとんど見えなくなっています。 フレア活動は落ち着いてきましたが、一旦レベルの下がったX線グラフが再び上がり始め、 Bクラスの小さなざわつきが見られています。 938黒点群が再び強まっているのでしょうか。 フレア活動は穏やかな状態が続くと思いますが、今後の変化が注目されます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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