宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/17 09:53 更新 高速太陽風が続いています(650km/秒)。小規模フレアが発生しています。 担当 篠原 マックノート彗星が、SOHO衛星LASCO C3カメラを通過して行きました。 最後の動画を掲載します。 かなり容量が大きくなっていますので(5MB)、 回線が細い方には申し訳ありません。 接近していた頃には、青空の中でも観測できたそうです。 さて、太陽風は昨日よりももう一段速くなって、650km/秒に達しています。 かなり高速の状態です。 昨日以降の変化としては、 16日14時(世界時16日5時)頃に再び600km/秒を超え、 以後600km/秒台を保っています。 磁場強度は5nTから10nTの間で変動しています。 下がりきってはいませんが、強まっているという印象でもありませんので、 太陽風の速度は、ほぼ最高速に達しているのではないかと思います。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、 南半球(下半分)に横に長く広がったコロナホールが、 西半球側(右側)へと通過しつつあります。 最後尾が太陽の中央線を通過したくらいです。 このため、もう3日は太陽風が高速の状態になりそうです。 一方、27日周期の図の前周期を参考にすると、 もう一息長く、まだ5日くらい続きそうです。 高速風の後半は長めになりますから、 前周期程度に引きずるのではないでしょうか。 1月20〜21日くらいまでと予想されます。 AE指数によると、オーロラ活動は、 500〜700nTの中規模の変動が度々発生しています。 速度はかなり高くなっていますが、活動としては激しいものではありません。 太陽風磁場の南向き成分が、 小刻みに-5nT弱に変化している程度しか見られていないためでしょう。 今後も高速風は続きますので、現状程度の中規模活動が続くと思います。 放射線帯の高エネルギー電子は、レベルが下がったままです。 引き続き変化に注目する必要があります。 太陽では、16日11時半(世界時16日2時半)に、 938黒点群でC4.2の小規模フレアが発生しました。 また、17日1時(世界時16日16時)にも、C1.1の小規模フレアが発生しています。 太陽写真では、相変わらずほとんど見えない様な規模の黒点なのですが、 なかなかがんばっている様です。 この黒点群は引き続き、小規模フレアを発生させるかもしれません。 しかし、いきなり大きな活動になることはないと思います。 SOHO LASCO C3の画面を、マックノート彗星が通過していきました。 (c) ESA & NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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