宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/19 14:26 更新 太陽風はたいへん高速の状態が続いています(650〜700km/秒)。オーロラ活動も活発です。 担当 篠原 たいへん高い速度の太陽風が続いています(ACEの図の黄色線)。 昨日のニュース以降、速度は、一旦、600〜650km/秒にやや下がったのですが、 今朝、19日6時(世界時18日21時)くらいから再び盛り返し、 その後は、650〜700km/秒とかなり高速の状態に戻っています。 太陽風の磁場強度(白線)は、5nTでほぼ安定しています。 昨日の図と比較すると、わずかですが弱まっている印象です。 高速風も次第に後半に入っているということでしょう。 しかし、もう一段強度が弱まるまでは(3nTくらい)、 現在の様な高速状態が続くのではないかと思います。 太陽風磁場の南北成分(赤線)を見ると、 波打つ様に、南北に大きく振れています。 そのため、-4nTの南向き(赤線がマイナスになる)がとびとびで出現しています。 このタイミングに合わせて、活発なオーロラ活動が発生しています。 AE指数のグラフを見ると、 800nTから1000nTの大きめの変動が何度となく起きています。 この度に、北極の空ではにぎやかなオーロラが眺められたでしょう。 シベリアの磁場データも掲載します。 昨日に続いて、大きな変動が発生しています。 太陽風は依然高速で、磁場強度も5nTレベルを保っています。 今後も南向きが発生すれば、活発なオーロラ活動が期待できます。 今日から、明日、明後日くらいまでは活発に続くのではないでしょうか。 27日周期の図を参考に考えると、高速風は既に後半に入っています。 緑色線が速度です。 下の段の現在の様子と、上の段の前周期の変化とを比較してください。 高速風が終わりに近づくと、 次第に磁場強度が弱まり、やがて速度が落ち始めます。 そうなると、オーロラも次第に穏やかになって行きます。 高速風の終わりは、22-23日くらいになりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に増加しています。 青線のGOES11に続いて、赤線のGOES12も警戒ラインに達しました。 高速風は現在も続いていますので、グラフが更に上昇する可能性があります。 一旦強まった高エネルギー電子は、ゆっくりと減少します。 これから1週間くらいにわたって、警戒状態が続くかもしれませんので、 注意してください。 太陽のフレア活動は穏やかです。 X線の強度は低下しています。 太陽の真ん中に938黒点群が見えていますが、 規模は小さく、活動度は低い状態です。 その他に黒点は見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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