宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/13 11:34 更新 マックノート彗星がSOHOの視野に見えています。太陽風の速度が下がり、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 マックノート彗星が、SOHO LASCO C3カメラの中に見えてきました。 かなり大きな姿が見えています。 また、雄大な尾が画面の上に向かって伸びています。 動画も掲載していますので、お楽しみください。 SOHO衛星の観測態勢もこの彗星に向けて変更されている様で、 LASCO C3カメラの撮影が、きっちり1時間間隔で続けられています。 リアルタイム画像で、彗星がゆっくりと動いていく様子をどうぞ。 彗星が見えるのは5日間程度です。 太陽風は、昨日の500km/秒が速度の最高でした。 その後ゆっくりと低下に向かい、現在400km/秒の通常レベルに戻っています。 一方、磁場強度は5nTでほぼ安定しています。 南北成分は北向き傾向で推移しています。 このため、磁気圏へのエネルギーの流れ込みが弱まり、 オーロラ活動は静穏になっています。 オーロラの活動度を示すAE指数は、全く変化が見られません。 今日から明日にかけて、太陽風は基本的に穏やかに推移すると思います。 磁場強度があまり弱まっていないので、更に下がるのかはよく分かりません。 その後、高速風がやってきます。 SOHO EIT284の太陽写真の中心にコロナホールが見えています。 コロナホールは太陽の磁場が外へ向かって広がっている場所で、 開いた磁場に沿って高速の太陽風が吹き出しています。 今、地球へ向かって吹き出している高速風が、 これから3日くらい経って地球へ到達します。 到来は16日になりそうです。 15日くらいから太陽風の磁場強度が強まる変化が始まるかもしれません。 磁場が乱れ、速度が上がり始めると、オーロラ活動が活発になります。 16日から数日間は期待ができます。 太陽では、昨日のニュースの直後、 12日10時半(世界時12日1時半)にC1.5の小規模フレアが発生しました。 発生したのは933黒点群で、この群はもう太陽の西に沈んでいます。 残っている黒点群の活動度は低く、フレア活動は穏やかに推移するでしょう。 SOHO衛星LASCO C3カメラにマックノート彗星が見えてきました(13日10時、世界時13日2時)。 (c) ESA & NASA SOHO LASCO C3による、マックノート彗星の動画。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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