宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/ 4 11:40 更新 太陽風はとても高速の状態が続いています(650km/秒)。オーロラも活発です。 担当 篠原 たいへん高速の太陽風が続いています。 昨日のニュースの後も太陽風の速度はいくらか上昇し、 3日22時(世界時3日13時)頃に、700km/秒まで上がりました。 ただし、一時的に700km/秒まで上がったという程度で、 その後、すぐに戻って、ここまで650km/秒で推移しています。 太陽風の磁場強度は、速度が700km/秒に上がる少し前に、 それまでの8nTから5nTに下がりました。 このことから、高速風帯としては最高速の領域を通過したと思われます。 27日周期の図を見ると、 前周期と比較して(欠測の部分はありますが)、 今周期は高速風の規模(特に速度の上昇)がいくらか大きくなったように見えます。 今日いっぱいは、現在のかなり高速の状態が続いて、 明日くらいから速度が下がり始めるのではないでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、細かく南北に振動する様な変化に変わっています。 昨日の図よりも、南に振れる頻度が上がっている様です。 これに、速度がとても高まっていることが重なって、 磁気圏へ大きなエネルギーが流れ込み、活発なオーロラ活動を作っています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフでは、500〜1000nTの活発な活動が見られています。 新年早々、にぎやかなオーロラ観望ができているのではないでしょうか。 オーロラの活動は、速度が高まっている間は、 現在の様な活発なものが続くでしょう。 明日以降、速度が下がり始めると、それとともにオーロラの規模は小さくなり、 やがて穏やかになっていきます。 放射線帯の高エネルギー電子は、増加の傾向を続けています。 まだ、警戒ラインには達していません。 上昇のペースがそれほどでもない印象ですが、 明日以降、更に上がって、警戒レベルに達する可能性がありますので、 今後の変化に注目してください。 太陽面は黒点群が3つ見られ、にぎやかになっています。 活動度はどれも低く、X線のグラフにはフレア活動は見られません。 こちらは、穏やかな状態です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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