宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 1/ 3 12:12 更新 太陽風がかなり高速になっています(670km/秒)。オーロラも活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度が更に上昇しています。 昨日から今日にかけて、太陽風は550km/秒と600km/秒の間で、 上がったり下がったり、ゆっくりと変化していました。 磁場強度も下がりきることなく、8nT前後のやや強めの状態を保っています。 ACEの図の最新の部分(右端)では、速度が更に上がって、 670km/秒と、かなりの高速状態になっています。 変化の様子や、磁場強度が強めの状態が保たれていることから、 速度はもう一段上昇して、700km/秒に近くなるかもしれません。 ただ、コロナホール起源の高速風ですので、 それ以上激しくなることはないと思います。 速度が高まったため、オーロラ活動も活発になっています。 AE指数では、500nT規模の活動が連続的に見られ、 1000nTに達する大きな変動も1回発生しています。 極域の空では、にぎやかなオーロラが見られたのではないでしょうか。 SOHO EIT284の太陽写真は、昨日の写真と同じです。 太陽の南西(右下)にコロナホールが見えていますが、 現在はもう少し西へ移動しています。 高速風は、今日のうちに最高速に達し、 明日くらいまで高い状態が続くと予想されます。 この間は、オーロラ活動も活発に続くでしょう。 明後日くらいから、太陽風の速度は下がり始め、 次第に穏やかな状態に戻るでしょう。 27日周期の図の、前周期の12月9日以降の太陽風データは、 大規模フレアに伴う突発的な擾乱の影響を受けています。 この変動については周期性はありませんので、今後の予測には使えません。 もう1周期前の11月12日以降の図を参考にしてください。 1周期前の12月上旬に大活躍をした930黒点群が 帰ってきたのではないかと思われる黒点が、太陽の東端(左端)に見えています。 まだ番号が書かれていませんが、933, 934黒点群の左の方に見えています。 ただし、前周期の勢いは既に無く、3つの黒点群の活動度は低い様です。 GOES衛星のX線データには、目立った変化は見られません。 太陽のフレア活動は穏やかに推移するでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少から、やや増加に転じています。 高速風は続いていますので、今後、更に増加していく可能性があります。 変化に注目してください。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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