宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/12/29 11:04 更新 太陽風はとても低速です(320km/秒)。太陽は無黒点になっています。 担当 篠原 太陽風は更に速度を下げ、320km/秒とかなり低速になっています。 磁場強度も3nT前後と弱まった状態が続いています。 たいへん穏やかな太陽風です。 地球磁気圏への影響もかなり小さくなっていて、 オーロラの活動度を示すAE指数には、ほとんど変化が見られません。 このまま穏やかな状態が年末いっぱい続くと予想されます。 SOHO EIT284の太陽写真には、太陽の中心からやや南東(左下)に寄った領域に コロナホールが見えています。 このコロナホールが、明日くらいに太陽の中心線に達し、 地球方向に高速のプラズマの風(太陽風)を吹き出します。 高速の太陽風は、3日ほどかかって地球へ到達し、 磁気圏にエネルギーを与え、強いオーロラ活動を引き起こすのです。 次の高速風の到来は、1月2日頃になると思われます。 1日には、前兆となる磁場強度の強まりなどが始まるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、警戒レベルで安定したままです。 このまま、年明けの擾乱がくるまで、高いレベルを保ちそうな様子です。 太陽もとても穏やかです。 太陽写真には931、932黒点群の番号が書かれていますが、 実際には黒点は消えてしまっていて、太陽面は無黒点だそうです。 こちらも当面は、穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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