宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/12/23 11:13 更新 太陽風はかなり高速の状態を保っています。現在は620km/秒です。オーロラも活発です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日のニュース以降太陽風の速度は、 650km/秒から一旦700km/秒にあがり、その後またやや下がって650km/秒にもどる という変化をしました。 現在はもう少し下がって、620km/秒くらいになっています。 全体的にかなり高速の状態が続いています。 磁場強度は5nTでほぼ安定しています。 南北成分は、ACEの図の前半では-5nTの南向き成分がひんぱんに見られています。 速度がかなり高まっているので、磁気圏の活動も強まると考えられます。 実際、AE指数を見ると、 図の真ん中あたりで、最大1500nTに達する大きな活動が記録されています。 極域ではかなり活発なオーロラを見ることができたのではないでしょうか。 一方、ACEの図の後半では、磁場の南向きは小さくなっています。 エネルギーの流れ込みが減少し、それとともにAE指数の変化も小さくなっています。 それでも、速度としてはかなりの高さを保っていますので、 500nT規模の小規模の変動は続いていました。 27日周期の図を基にすると、 太陽風は今日いっぱいは、現在くらいのかなり高速の状態を保ちそうです。 そして、明日くらいから、次第に下げていくのではないでしょうか。 高速状態は、25-26日くらいまで続くと予想されます。 オーロラ活動も、次第に規模が小さくなって行きますが、 もうしばらくは活発な活動を見られそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は安定した状態で高レベルを保っています。 目立った変化は無く、増加の傾向は示していません。 高速風が続いていることもあり、電子の数は当分の間警戒レベルを保つと予想されます。 衛星の運用では注意が必要な状態が続きます。 太陽はまだ黒点の見えない状態が続いています。 SOHOの写真では、太陽の東端(左端)が明るく見えていますが、 ここから新しい黒点群は上がってくるのでしょうか。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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