宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/12/18 12:04 更新 930黒点群は西に没しつつあります。太陽風は通常レベルに戻り、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 今日1枚めの写真は、SOHO EIT195カメラによる、 15日7時(世界時14日21時)のX1.5大規模フレアの様子です。 930黒点群で起こった激しい現象をご覧下さい。 フレアの瞬間、衝撃がコロナの中を広がって行く様子が(瞬間的ですが)見えています。 また、フレアの後には、光り輝くループが美しく見えています。 ファイルの容量がかなり大きい(14MB)ので、回線が細い方には申し訳ありません。 宇宙天気は、だいたい落ち着いて来ました。 一連の騒動を引き起こした930黒点群は、西の端に没しつつあります。 今日の写真が最後の姿になるでしょう。 2週間後、東の端に回り込んで来た時にどうなっているでしょうか。 最後の頃の写真では、黒点の様子も単純化して、 規模は小さくなりつつあるように見えます。 最後に、C2の小さめの小規模フレアを、 18日0時(世界時17日15時)に起こしています。 太陽風もだいぶ速度が下がりました。 昨日の650km/秒からずっと下がり続け、現在は450km/秒とやや高速というレベルに戻っています。 磁場強度も3nTと弱めです。 10日間以上高速の状態が続いたので、すっかり穏やかになってしまった印象です。 太陽風の磁場の南北成分は、北寄りに推移していました。 そのため、AE指数は穏やかになっています。 ACEの図の最後の部分を見ると、 振幅は小さいですが、南寄りの傾向に変わってきているようです。 速度も通常レベル以上はありますので、 この後から、小規模のオーロラ活動が発生するかもしれません。 SOHO EIT284の写真では、コロナホールが太陽の中心を過ぎています。 前周期のデータと比較すると、20日頃から影響が及びそうです。 太陽風速度の上昇が起こり、オーロラ活動が活発になります。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少しつつも警戒ライン(10の4乗の線)を超えています。 衛星運用では、もうしばらく注意が必要でしょう。 SOHO EIT195カメラによる、15日7時(世界時14日21時)のX1.5大規模フレア。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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