宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/11/27 11:28 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。 担当 篠原 昨日から今日にかけて、太陽風は元気に高速状態を続けています。 特に、今日のACEの図の前半では、640km/秒が半日ほど続いており、 かなりの高速風となっています。 現在はやや下がって、580km/秒になっていますが、依然高速です。 27日周期の図で振り返ってみると、11月23日に速度の上昇が始まり、 24日に600km/秒を超えるほどに発達しました。 それから3日間、600km/秒レベルが続いています。 ひとつ前の周期の、10月28-30日の変化と比較すると、 この高速風帯が、今周期にはいってずいぶんと大きくなったのが分かります。 一方、太陽風の磁場強度は、ずっと5nTレベルが続いています。 磁場強度としては通常の強さです。 ACEの図の最後の部分では、速度がやや低下する傾向を示していますが、 このまま下がり続けるのかどうか、もうしばらく様子を見る必要があります。 27日周期の図で考えると、前周期では既に下がり始めているのですが(10月30日から31日にかけて)、 高速風は後ろ側も規模が大きくなっている様です。 高速風が続いていますので、オーロラ活動も活発に続いています。 AE指数のグラフでは、500nTくらいの中規模の活動が一日中断続的に発生しています。 速度は高いのですが、磁場強度が下がっているため、 -3nT程度の弱い南向きしか発生していません。 これらのバランスでオーロラ活動の大きさは決まります。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日とほぼ同じレベルで、 警戒ライン(10の4乗)にまでは上昇しませんでした。 高速風は続いていますので、引き続き変化に注目する必要はあります。 太陽写真では926黒点群がよく見えるようになってきました。 規模は大きめですが、比較的単純な形をしていて、活動度は低い様です。 フレア活動は静穏に推移するのではないでしょうか。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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