宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/11/15 10:03 太陽風の速度はやや遅くなっています。南向き磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が続いています。
2006/11/16 12:45 長時間太陽風の磁場が南を向いています。磁気圏で中規模の活動が起こっています。
2006/11/17 10:50 太陽風は通常の速度で安定しています。923黒点群を肉眼で見ることができました。
2006/11/18 12:14 太陽風の速度は下がり(350km/秒)、概ね穏やかな状態が続いています。太陽風速度の長期変化の図をごらん下さい。
2006/11/19 12:04 太陽風磁場が強まっています。南寄りになると、オーロラ活動などが強まる可能性があります。
最新のニュース

2006/11/20 10:42 更新
太陽風は通常の速度です(400km/秒)。オーロラ活動は穏やかです。

担当 篠原

概ね穏やかな宇宙天気が続いています。
太陽風は、速度(ACEの図の黄色線)が400km/秒を前後していて、通常の速度で安定しています。
磁場強度(白線)が8nTくらいにやや強まっていますが、
南北成分(赤線)は北寄り(プラス方向)になっていて、地球磁気圏への影響はあまり見られません。
オーロラの活動度を示しているAE指数のグラフはほとんど変化がなく、
磁気圏が穏やかな状態である事を示しています。

太陽風はこの後も、穏やかに推移すると予想されます。
磁場強度が強まっている間は、南北成分が南寄り(マイナス方向)に変わって、
オーロラなどの磁気圏活動を強める可能性があります。
ただ、速度が高くありませんので、乱れが起こっても規模は限定的です。
また、今後、磁場強度が下がって行けば、この様な乱れの可能性も無くなって行きます。

太陽風は23日ころまで穏やかな状態が続くと予想されます。
24日あたりから、次の乱れが始まりそうです。
SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールが太陽の中心線に達しています。
コロナホールがここに到達すると、3〜4日くらいで高速風が地球にやってきます。

太陽のフレア活動は穏やかです。
923黒点群が西の端に沈みつつあります。
924, 925黒点群は見え方が一段と淡くなっていて、規模が小さくなっているようです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。