宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/11/11 07:06 更新 太陽風はかなり高速になっています(600km/秒)。激しいオーロラ活動が起こっています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の速度は更に上昇して、10日22時(世界時10日13時)に600km/秒に達しました。 そして、現在まで9時間ほど安定した状態が続いています。 一方、10nTを超えて強まっていた太陽風の磁場強度は、速度の上昇と反対に、7nTに弱まっています。 まだやや強めですが、だいぶ下がってきましたので、 高速風領域としては最高速の部分に達したのではないかと思われます。 (5nTを切るくらいに下がるまでは、完全には安心できませんが) 27日周期で前回を調べると、高速風は3日ほど続きました。 今日いっぱいは、現在の様な高速状態が続く可能性があります。 今夜か、明日くらいには速度が下がり始め、 明後日にかけて高速風帯を抜け出して行くのではないでしょうか。 速度がかなり高まっているため、磁気圏のオーロラ活動がたいへん活発になっています。 AE指数では、1000nTを超える大きな活動が2回観測され、そのひとつは1700nTにまで達しています。 現在は、磁場強度が下がってしまったため、これほどの激しい活動は起こりにくくなっています。 それでも、速度が高い間は、活発な活動が続く可能性があります。 沖縄の磁場データも、静穏レベルから-80nTくらい下がっていて、 最高値と最低値の差は100nTに達しています。 中規模の磁気嵐が発生していたようです。 放射線帯の高エネルギー電子は、現在は低レベルのままです。 しかし、今後急速に増大すると予想されますので、 衛星の運用などでは、注目する必要があるでしょう。 高エネルギー電子のグラフの、赤線、青線が10の4乗の線を超えると、 障害が発生しやすくなると考えられています。 太陽では、923黒点群が大きな姿を見せています。 しかし、活動度はすっかり下がってしまった様です。 X線のグラフでは、小刻みな変化すら見られなくなっています。 太陽の向こう側にいる間に、エネルギーを使い果たしていた様です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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