宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/10/30 10:43 更新 高速の太陽風が続いています(580km/秒)。オーロラ活動も活発に続いています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は、昨日より550km/秒で安定していましたが、 今朝になって一段上がって、580km/秒に達しています。 太陽風の磁場強度(白線)を見ると、昨日のニュースの後10nTから6nTに下がり、 今朝の速度の再上昇の頃に、ちょっと上がって、また4nTくらいに落ちています。 磁場強度が下がってしまったことから、 地球は高速風領域の最高速の部分に達したと思われます。 オーロラなどの磁気圏活動は、 太陽風の速度と、磁場の南向き成分の大きさで決まります。 太陽風磁場の南北成分(赤線)を見ると、 南北に振れながら、-4nTくらいの南向きが頻繁に現れています。 全体的な印象としては、南向きになっている時間帯が長く見えています。 これに加えて、速度が高まっているため、磁気圏へ大きなエネルギーが流れ込み、 活発なオーロラ活動を起こしています。 AE指数を見ると、500nTくらいの中規模の変動が連続的に発生し、 1000nT規模の大きな変化が3回記録されています。 極域の空では、にぎやかなオーロラを見ることができたのではないでしょうか。 シベリアの磁場データを見ても、 一昨日に続いて、昨日もオーロラ活動が活発だったことがよく分かります。 太陽風の磁場強度が落ちていることから、高速風は後半に入ったと思われます。 現在の高速状態が今日一日続いて、 明日くらいから速度の低下が始まるのではないでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子が、増加の傾向を示しています。 まだ警戒ライン(10の4乗)よりも下にありますが、今後、更に増加を続けると予想されますので、 明日以降、データの変化に注意してください。 太陽は、黒点がなくなってしまったようです。 X線の強度は低く、穏やかな状態が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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