宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/10/26 09:55 更新 太陽風の速度は通常レベルへ戻っています(400km/秒)。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 昨日、太陽風の速度(ACEの黄色線)はやや盛り返して、480km/秒となっていましたが、 昨夜、25日23時(世界時25日14時)頃から再び低下を始め、 今朝にかけてゆっくりと下がって、現在は400km/秒の通常の速度まで下がっています。 磁場強度(白線)は一段と弱まって、2nTくらいになっています。 このため、南北成分(赤線)もとても小さくなっています。 速度が下がり、磁場強度も弱まっているため、 磁気圏の活動も穏やかな状態です。 オーロラの活動を示すAE指数を見ると、 25日16時(世界時25日7時)のところに400nTくらいの小さな山が見えているくらいで、 あとはとても穏やかです。 この400nTの活動が起こった時の太陽風を見ると(1〜2時間前のACEを見てください)、 速度が480km/秒くらいあって、磁場は-4nTくらいの南向きになりました。 この影響で、オーロラ活動が発生したのだと思われます。 その他の時間帯では、磁場の南北成分はほとんど0nT付近にあり、 エネルギーは磁気圏に流れ込んでいませんでした。 このため、オーロラがほとんど発生していないのです。 さて、今日一日はこのまま穏やかな状態が続くでしょう。 27日周期の図を見てください。 明日、27日に太陽風磁場の乱れがやって来そうです。 そして、明後日28日に入った頃から、速度に変化が発生すると予想されます。 磁場強度が強まった時に、磁場が大きく南を向くと、オーロラ活動が活発化します。 速度が遅い間は小規模ですが、上がり始めると大きな活動につながります。 前回は、小規模の磁気嵐も発生しています。 今回はどうなるでしょうか。 太陽では917黒点群が西に没して、黒点が見えない状態になっています。 X線のグラフも変化は無く、フレア活動は穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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