宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/10/22 12:59 更新 地球は高速風帯の中に入っています。オーロラが活発に活動しています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日から今日にかけて、600km/秒前後で推移しています。 21日23時から22日6時(世界時21日14時から21日21時)にかけては620km/秒に達していて、 このあたりが最高速度だったようです。 現在も600km/秒ありますが、27日周期の図を参考にすると、 高速風領域は後半に入り、速度はこれからゆっくりと下がって行くでしょう。 太陽風の磁場は、強度(ACEの白線)が5nTと普通のレベルです。 南北成分(赤線)がプラス、マイナスに細かく変動しています。 -2〜-4nTくらいの小さめの南向きが頻繁に変化しながら現れています。 速度が高いためでしょう、振幅の割に活発なオーロラ活動が見られています。 AE指数では、500nTから1000nTくらいの中規模の活動が連続的に発生しています。 オーロラが極域の空を彩ったことでしょう。 太陽風の高速状態は、だんだん下がりながらもう2日ほど続くと思われます。 オーロラ活動は、南向き磁場に影響されて発生しますが、規模は次第に小さくなって行くでしょう。 27日周期の図で考えると、25、26日は穏やかな状態になり、27日から次の乱れがやってきそうです。 放射線帯では、早くも高エネルギー電子が増加の傾向を示しています。 まだ警戒ラインよりも下ですが、明日、明後日と増えて行きますので、 しばらく変化に注目する必要があります。 太陽面には、917黒点群があるだけです。 規模は小さいのですが、昨日よりもやや大きくなっている様です。 X線のグラフで、強度がやや強まっています。 SOHO EIT284の写真を昨日のものと比較してみてください。 中心から西寄り(右寄り)の917黒点群の場所の明るさが、 小さいながらも増加しているのが分かります。 ただ、フレア活動は見られず、基本的には穏やかな状態です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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