宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/10/23 10:47 更新 高速風は後半に入り、ゆっくりと低下しています(530km/秒)。917黒点群がやや目立っています。 担当 篠原 高速太陽風帯も後半に入っています。 太陽風の速度(ACEの黄色線)は、ゆっくりと600km/秒から530km/秒へ下がっています。 磁場強度(白線)は4nTと通常の強さでほぼ安定しています。 南北成分(赤線)は+4nTから-4nTの間で南北に変動しています。 この影響で、500nTくらいの中規模のオーロラ活動が度々発生しています(AE指数)。 27日周期の図を見ると、高速風領域の形がよく分かります。 速度(緑色線)の変化が山を越え、ゆっくりと低下しています。 この図で、太陽風磁場の強度(IMF Btの青線)を見ると、 速度が上昇するタイミングで強度が上がり、 速度が上がりきると強度が下がるという変化がよく分かります。 高速風領域の到来時によく見られる変化です。 太陽風は今日から明日にかけて引き続き低下を続けるでしょう。 明後日には通常の速度に戻って、穏やかな太陽風になると思います。 その後、25, 26日と穏やかに過ぎ、27日くらいから次の乱れがやって来るでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真では、太陽の南寄り(下寄り)に、 あまりはっきりとしませんがコロナホールが見えています。 これが次の高速風の原因かもしれません。 ただ、地球へ影響を与えるにしては、高緯度側に寄り過ぎている感じもあります。 放射線帯の高エネルギー電子は、増加を続けています。 しかし、それほどの勢いは無く、警戒ラインの10の4乗にはまだ達していません。 高エネルギー電子は明日にかけて引き続き上昇して、青線は警戒ラインに届きそうです。 ただ、大きく上昇することはなさそうに思います。 太陽では917黒点群の規模が大きくなっています。 驚く様な大きさでもないのですが、久しぶりなので目立ちます。 X線のグラフでは、小さなフレア活動も見えている様です。 磁気構造の複雑さも増しているそうで(エネルギーを現しています)、 小規模のフレアを起こすかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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