宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/10/ 5 13:55 更新 太陽風速度は360km/秒まで下がりました。 担当 北村 太陽風速度は緩やかに減少し続け360km/秒程度になりました。 下がり方は徐々に緩やかになっており、現在は下げ止まったように見えます。 太陽風の磁場は2-3nTの弱い状態を継続しており、磁気圏へのエネルギー 流入はそれほど強くない状態です。 AE指数は200-300nT程度の弱いレベルで推移しており、オーロラ活動は 静穏な状態です。 太陽表面では、活動領域913と914が正面に回ってきており、SOHO EIT284 の画像を見るとやや明るく見えますが、GOESのX線のグラフを見ますと、 この活動領域によるフレアはまったく発生していないことがわかります。 静止軌道の高エネルギー電子は昨日に引き続き10の4乗の警戒レベルを 超えています。太陽風速度が減少し続けているので、まもなく静穏な レベルに戻っていくと思われます。 太陽表面の活動領域が静穏であることと、27日周期の高速太陽風が しばらく到来しないことから、太陽風、磁気圏の静穏状態はもう しばらく続きそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|