宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 9/30 11:48 更新 太陽風はかなり低速で(290km/秒)、磁気圏は穏やかです。これから高速風がやってくるでしょう。 担当 篠原 太陽風は低速の状態が続いています(ACEの黄色線)。 昨日より、290km/秒の前後で安定した状態です。 磁場強度(白線)も3nTあたりをゆらゆらして、まだ弱まったままです。 この後から、コロナホール(SOHOの写真ではだいぶ通り過ぎていますが) による高速太陽風が地球にやって来ると予想されます。 太陽風の粒子密度(橙色線)を見ると、数個/ccのレベルから、 20個/cc近くまで高まっています。 高速風の始まりが近づいているのかもしれません。 続いて、磁場強度が強まり始めるでしょう。 すると、それにやや遅れて、速度の上昇が始まります。 磁場強度、速度が高まると、オーロラ活動が強まる可能性があります。 磁場の南北成分(赤線)に注目してください。 マイナス(南向き)に大きく変化すると、より大きなオーロラ活動が見られるでしょう。 これまでは、速度がすっかり下がっているため、 磁気圏はとても静穏でした。 AE指数のグラフには全く変化が見られません。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少に向かっています。 このあと、高速風の始まりで磁気圏活動が活発になると、 さらに一気に減るでしょう。 太陽では、黒点群がいっぱい現れてきて、 規模としてはどれも小さいのですが、ややにぎやかになっています。 912, 913, 914の3つの群番号が書かれています。 情報では、更に915番も現れているそうです。 太陽面の西寄り(右寄り)に見える、小さな黒点の様です。 フレア活動は概ね穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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