宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/10/ 2 14:55 更新 高速太陽風が到来しました。 担当 北村 昨日から高速太陽風が到来し、1日9時UT頃に600km/秒まで上昇しましたが、 その後ゆっくりと減速を始め、現在は500km/秒程度まで下がっています。 今後もゆっくりとした減少傾向が続くと思われます。 太陽風磁場の南北成分(赤い線)は一時-10nT程度になりましたが、 その後、1日18時UT頃まで弱い南向きを継続していました。 このような変化は、太陽風のエネルギーが急激ではなくじわじわと継続的に磁気圏 に流入してきていることを示しています。 AE指数やシベリア磁場データを見ますと、500nT程度の弱いオーロラ活動が 継続しているのが分かります。 太陽表面では、活動領域意914が正面に回りつつありますが、 GOESのX線のグラフを見る限りでは、大きなフレアーは 発生していません。 太陽風速度の上昇に伴って、静止軌道での高エネルギー電子の フラックス量が高くなってきています。この後、警戒レベルを 超える可能性もありますので、注意が必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (放射線帯電子版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|