宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/10/ 3 10:50 更新 太陽風速度が緩やかに減少しています。静止軌道の高エネルギー電子が増えています。 担当 北村 太陽風速度は引き続き緩やかに減少しており、現在450km/秒程度になっています。 太陽風磁場の南北成分は、2-3nT程度で北向と南向きを切り替わりながら推移しています。 磁気圏は基本的には静穏ですが、太陽風の速度がやや速いためオーロラ活動が 多少活発になっています。 AE指数やシベリア磁場データを見ると、最大で500nT程度の弱いオーロラ活動が 継続していることが分かります。 太陽面の状態は静穏な状態で、GOESのX線のグラフを見ても目立った フレアーは発生していません。 一方で、太陽風速度が速い状態が続いているために、静止軌道での 高エネルギー電子のフラックス量が上昇しています。 本日、警戒レベルである、10の4乗のレベルを超えていますので、 衛星運用等には注意が必要でしょう。 今後は、太陽風の速度の減少に伴って全体に静穏になってゆくと思われます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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