宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 9/19 15:23 更新 太陽風の速度は更に上がり(630km/秒)、活発なオーロラ活動が続いています。 担当 篠原 昨日の予想は外れてしまい、太陽風の速度は更に大きく上昇しました。 ACE衛星の観測によると、昨日のニュース以降も太陽風は上昇を続け、 19日2時(世界時18日17時)頃には630km/秒に達しました。 その後も速度は600km/秒台を続けています。 磁場強度はゆっくりと下がり、最高速に達した頃に5nTへ弱まっています。 南北成分は、+5nTと-5nTの間をこまかく南北に振動していて、 磁気圏の活動を活発に起こしています。 AE指数で見ると、500nTから1000nTにかけての活発なオーロラ活動が、 ほぼ1日続いて発生しています。 27日周期の図を見ると、今周期の変化が 前周期の変化と大きく変わっている事が分かります。 高速風の規模が一気に大きくなっています。 速度は既に最高速に達していますので、今後はゆっくりと下がって行くでしょう。 前周期の変化はあまり役に立ちませんが、 2〜3日くらいかけて下がって行くことになると思います。 その後に、また次の高速風がやってきそうです。 SOHO EIT284の太陽写真では、中心からやや東寄りにコロナホールが見えています。 赤道付近にしっかりと見えていますので、やってくるのは間違いないでしょう。 高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加し始めています。 まだ警戒ライン(10の4乗の線)には達してませんが、 明日のグラフでは越えている可能性があります。 衛星の運用では障害が発生しやすくなりますので、今後の変化に注意して下さい。 太陽X線では、19日5時(世界時18日20時)にC1の小さな小規模フレアが発生しています。 発生源は太陽の東寄りに見える、910黒点群です。 この黒点群は規模は小さいので、大きな活動になる事はなさそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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