宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 9/14 11:06 更新 太陽風速度が不安定な増減を繰り返しています。磁気圏は静穏です。 担当 北村 太陽風速度が、不安定な増減を繰り返しています。 350km/秒から450km/秒の間を1日周期くらいで変動していますが、 昨日は500km/秒まで増加した後、現在は400km/秒程度まで減速しています。 GOES13のX線画像を見るとコロナホールが西側(向かって右)に移動してきて いるのがわかります。太陽風増減はこのコロナホールの影響によるものと思われます。 コロナホールが端に隠れるにしたがって影響は弱まるでしょう。 これに伴って、太陽風磁場の南向き成分5nT程度の振幅での変動をしていますが、 磁気圏擾乱には強い影響は与えていないようです。 AE指数やシベリア磁場データを見ると、200nT程度の静かなレベルで推移しています。 GOESのX線のグラフを見ると、13日にBクラスの弱いフレアが発生していますが、 概ね静穏な状況です。 静止軌道の高エネルギー電子のフラックスもかなり下がって、静穏レベルに 戻っています。 GOES13による太陽のX線画像 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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