宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
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太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 9/ 8 09:14 太陽風の速度は下がって来ました(400km/秒)。太陽面には小さいながらも3つの黒点群が見えています。
2006/ 9/ 9 20:07 太陽風速度が減速しています。磁気圏は静穏です。
2006/ 9/10 13:05 太陽風速度は引き続き低速状態を維持しており、磁気圏は静穏です。
2006/ 9/11 12:17 太陽風速度がやや上昇傾向に転じ、磁場強度も強まりました。
2006/ 9/12 11:44 太陽風擾乱は収束に向かっており、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2006/ 9/14 11:06 更新
太陽風速度が不安定な増減を繰り返しています。磁気圏は静穏です。

担当 北村

太陽風速度が、不安定な増減を繰り返しています。
350km/秒から450km/秒の間を1日周期くらいで変動していますが、
昨日は500km/秒まで増加した後、現在は400km/秒程度まで減速しています。
GOES13のX線画像を見るとコロナホールが西側(向かって右)に移動してきて
いるのがわかります。太陽風増減はこのコロナホールの影響によるものと思われます。
コロナホールが端に隠れるにしたがって影響は弱まるでしょう。
これに伴って、太陽風磁場の南向き成分5nT程度の振幅での変動をしていますが、
磁気圏擾乱には強い影響は与えていないようです。

AE指数やシベリア磁場データを見ると、200nT程度の静かなレベルで推移しています。

GOESのX線のグラフを見ると、13日にBクラスの弱いフレアが発生していますが、
概ね静穏な状況です。
静止軌道の高エネルギー電子のフラックスもかなり下がって、静穏レベルに
戻っています。





GOES13による太陽のX線画像
(c) NOAA/SEC


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。