宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 9/12 11:44 更新 太陽風擾乱は収束に向かっており、磁気圏は静穏です。 担当 北村 昨日、少し擾乱が見られた太陽風ですが本日に入り収束に向かっています。 太陽風速度は、いったん420km/秒まで上昇しましたが現在は再び350km/秒 まで下がっています。 太陽風磁場の状態も、10nTから5nT程度に下がりましたが、現在 再び増加傾向にあるように見えます。 しかし、太陽表面には特に目立った構造は見られないので、 今後数日は静穏な状態が続くと思われます。 GOES13の太陽画像を見ると、東の方(向かって左)に暗いコロナホールが 見えます。これが、西側へ回ってきた頃に、ここから噴出す高速太陽風の 影響が地球近傍で観測されると思われます。 AE指数のグラフやシベリア磁場データを見ると、500nT程度の弱いオーロラ活動が みられるものの目立った大きな変動は見られず静穏な状態が続いています。 太陽表面では黒点群908からC1.1のフレアが発生しています。 今後、Cクラス程度のフレアは発生する可能性がありますが、 とりわけ警戒が必要なほどの大きなフレアは発生しないと思われます。 GOESの静止軌道の高エネルギー電子フラックスもさらに低下を続け 現在では通常レベルまで下がっています。 GOES13による太陽のX線画像 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (放射線帯電子版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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