宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 9/10 13:05 更新 太陽風速度は引き続き低速状態を維持しており、磁気圏は静穏です。 担当 北村 太陽風速度は、引き続き350km/秒程度の低速状態を維持していきます。 太陽風磁場の強さが、昨日よりやや強くなってきてました(4nT程度)。 密度も少しづつ増加しているように見えます。通常は、高速太陽風の 到来前にこのような太陽風の変化があるのですが、前周期と比較すると 特に高速太陽風の要因が見当たりませんので、少し注意が必要です。 太陽風中には引き続き擾乱の要因がなく、磁気圏も静穏な状態が続いています。 AE指数やシベリア磁場データを見ても、オーロラ活動の形跡はまったく見られない 状態です。 907,908,909の太陽黒点群が正面に回ってきましたが、太陽X線のグラフを見ると 特に大きなフレアはおきていません。今後Cクラス程度のフレアは発生するかも 知れませんが、警戒が必要なほど大きなフレアは発生しないと思われます。 静止軌道の高エネルギー電子フラックスも昨日に引き続き、減少してきてます。 太陽風速度が低速なので、今後も減少すると思われます。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|