宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 8/24 14:18 更新 太陽風の速度は通常状態に戻っています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 昨日、500km/秒と高速だった太陽風ですが、 24日0時(世界時23日15時)頃に一段下がり、420km/秒とほぼ通常の速度に戻っています。 あまりはっりした変化ではありませんでしたが、過去の太陽風の変化を見ると、 この頃はずっと高速風が来ていた期間でした (27日周期の図にある、前周期だけパターンが変わっていました)。 その様子に戻ったかの様にもみられます。 ともかく、このあとは低速で落ち着きそうです。 磁場強度は4〜5nTとこちらも普通の強さです。 南北成分は、北寄りから0nT、更に南寄りとゆっくりと変化しています。 目立った南向きはなかったので、磁気圏の活動は概ね静穏です。 AE指数の最初の乱れは、ACEの図の直前に見られた南向き磁場の影響です。 速度は下がっていますので、今後も穏やかな状態が続くでしょう。 SOHOの観測が休止しています。 GOESのX線画像を強調処理して、コロナホールの様子を見てみましょう。 参考のため、27日前の、7月28日のSOHO EIT284も掲載しています。 7月28日には、太陽の中心やや東に大きなコロナホールが見えていました。 今日のGOESの写真でも、EIT284と同じ様な場所に、暗い影が見えています。 恐らく、ここに現在もコロナホールが位置しているのでしょう。 コロナホールの先頭にあたる右端が、ほぼ太陽の中心線に達しています。 すると、3日後くらいから太陽風は高速に変わって行くと予想されます。 27日周期の図を見ても、7月31日以降に高速風が来ています。 これに相当する変化が、8月27日くらいから始まるでしょう。 太陽では、905黒点群が見えています。 出始めの頃に小規模の活動をしていて、注目していたのですが、 今のところ、おとなしくなっているようです。 放射線帯の高エネルギー電子が、10の4乗には達していませんが、やや高めになっています。 しかし、これ以上さらに上昇するということはないでしょう。 GOES衛星のX線カメラで撮影した太陽の様子。24日13時半 (世界時24日4時半)。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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