宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 8/17 11:06 C3.6の小規模フレアが発生しました。CMEも発生していて、地球方向に太陽ガスが飛び出しています。
2006/ 8/18 10:57 904黒点群は穏やかになっています。太陽風は低速で、磁気圏も概ね穏やかです。
2006/ 8/19 12:54 904黒点群は穏やかになっています。これから明日にかけて、CMEによる太陽風の乱れが到来するでしょう。
2006/ 8/20 11:40 太陽風磁場の大きな南向きが(-10nT)長時間続きました。このため、磁気圏活動がとても激しくなっています。
2006/ 8/21 12:08 磁気圏の活動は静穏な状態に戻ってきました
最新のニュース

2006/ 8/22 11:45 更新
太陽風速度がやや上昇しました。(500km/秒)

担当 北村

いったん減速しかけた太陽風速度ですが、再び上昇傾向に転じて、現在500km/秒程度
に達しています。速度は上昇していますが、太陽風磁場の南向き成分(赤い線)は
-5nT程度で推移しているため、沖縄磁場変動は静穏に戻りつつあるようです。

しかし、19時から21時にかけては一時的に太陽風磁場の南向き成分は-10nT程度まで
強くなりその後急に北向に転じています。このような太陽風の変化はオーロラ活動が
活発になるときの典型的な変動で、このときのAE指数のグラフを見ると21時以降に
1500nTに達する非常に強いオーロラの活動が見られます。

太陽の活動は、GOESのX線のグラフを見ると、21日20時頃のCクラスフレア以降
大きなフレアは発生しておらず、全体のレベルも少し下がってきている様に見えます。
今日はSOHOの画像が見られませんが、おそらく活動領域904が西の端へ隠れつつ
あるのではないでしょうか?

今後、フレアの発生は収まっていくと思われますが、
太陽風の速度がどこまで上がり続けるのか注意が必要です。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。