宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 8/21 12:08 更新 磁気圏の活動は静穏な状態に戻ってきました 担当 北村 太陽風の速度は徐々に減速しだして、現在は400kkm/s程度まで下がっています。 太陽風磁場の南北成分(赤い線)は、世界時で20日の3時頃に北向になりましたが、 13時以降に再び弱い南向きになり、現在まで継続しています。 この太陽風の変化によって、一時的にオーロラ活動が活発になりましたが、 AE指数を見ると、現在は、200-300nT程度の静穏な状態に戻っています。 SOHO EIT195(緑)を見ますと、西(向かって右側)の明るい部分が そろそろ端の方へ消えようとしています。GOESのX線のグラフを見ると この明るい部分(活動領域904)は昨日から今日にかけてCクラスのフレアを 5回ほど起こしています。完全に隠れるまで、もうしばらく注意が必要でしょう。 今後の変化ですが、前周期と比較すると23日頃からコロナホールの影響が 現れてきそうですが、SOHOの画像を見る限りでは前周期であった北側の コロナホールがはっきりとせずに、変わりに赤道付近にコロナホールが見えます。 」前々周期からコロナホールの変化が早く、27日周期の構造がずれ始めているので 少し注意が必要です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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