宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 8/16 11:23 更新 太陽風はとても低速で(300km/秒)、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 904黒点群はほぼ太陽の中心に来ました。 黒点の規模はほとんど変化がありません。 X線の動画で見ると、小規模の点滅の頻度がやや上がったように見えます。 X線のグラフでもそれは見えていて、Bクラスのちいさな変動が4つ程度見えています。 規模の大きな黒点群ですので、小規模のフレア程度はいつ起きても不思議ではないと思います。 太陽風はとても低速で、穏やかな状態が続いています。 今日のACEの図でも、速度、磁場などに変化が見えていますが、 変化の幅は小さく、たいした乱れではありません。 磁気圏も静穏な状態が続いています。 太陽風磁場の向きを示す水色の線が数カ所で跳ねていますが、 これは太陽風の磁場が、「太陽から地球方向」になったり「地球から太陽方向」になったりしているためです。 27日周期の図の「セクター」を見ると、前周期も同じ頃に上がったり下がったりの変化が見えています。 今回も太陽風磁場が太陽を向いたり、地球に向いたり、不安定な変化をするのかもしれません。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、中心やや南に黒点に相当する明るい領域が見えています。 その他は、全体的に均一に光っていて、コロナホールは見られません。 前周期と同様に、当分(8月22日くらいまで)穏やかな太陽風が続くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、ゆっくりと減少しています。 まだ警戒ラインすぐ下くらいのやや高めのレベルを保っていますが、引き続き減少して行くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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