宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 8/13 11:13 更新 904黒点群は規模は大きいですが、活動は落ち着いています。太陽風は400km/秒に下がりました。 担当 篠原 太陽の南東に大きく見えいている904黒点群は、活動度がやや落ちている様です。 黒点としての大きさは、ほとんど変わっていないのですが、 X線で活動度を見ていると、一昨日くらいは小さくちかちかと変動が続き、 その中でCクラスの小規模フレアも発生しましたが、 昨日は小さな変動が減り、穏やかになっている印象です。 X線強度のグラフでも、昨日はレベルが一段下がっています。 904黒点群はこのまま落ち着いてしまうのかもしれません。 しかし、黒点群の活動を見ていると、一休みして再び活気が出るというパターンもよく見られます。 規模の大きな黒点群ですので、引き続き注目する必要があるでしょう。 N0AA/SECの予報では、発生確率は下がりましたが、 中規模クラスのフレアを起こす可能性はあるそうです。 太陽風は、ゆっくりと速度が下がっています。 450km/秒から400km/秒へ一段下がり、通常の速度に戻っています。 この後、更に下がっていくと予想されます。 27日周期を見ると、この先、10日間近く穏やかな日が続くかもしれません。 SOHO EIT284の太陽写真でも、コロナホールは見えていません。 磁気圏活動は、300〜500nTの小規模の活動が起こっていますが、概ね静穏です。 今後、速度が更に低下していけば、一段と穏やかな状態になるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、10の4乗ぎりぎりのレベルが続いています。 昨日より、ほとんど減少しませんでした。 この後も、ゆっくりと下がっていくことになるでしょう。 もうしばらく注意が必要といえそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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