宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 8/ 9 10:36 更新 高速太陽風が続いています(600km/秒)。オーロラ活動が活発です。また、放射線帯高エネルギー電子が増加しています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日より、太陽風は600km/秒の高速状態が継続しています。 磁場強度は4nT。南北成分は、+3nTから-3nTの範囲で、細かく変動しています。 そのなかでも、今日のACE図の前半を見ると、磁場の南北成分が比較的南寄りになっています。 このため、オーロラ活動もこの時間帯で活発に発生しました。 AE指数では、500〜800nTくらいの活動が2〜3時間おきに5回程度観測されています。 極域ではきれいなオーロラが見られたのではないでしょうか。 ACEの図の後半では、太陽風磁場が北寄りに変わって来たため、 オーロラ活動(AE指数)も低調になっています。 太陽風の速度は、図の最後の部分(今朝くらい)になって、低下の兆しが見えています。 まだ、570km/秒と高速ですが、この後、次第に下がって行くでしょう。 今日から明日にかけて500km/秒台が続き、ゆっくりと通常レベルへと戻って行くでしょう。 高速太陽風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子の密度が一気に増加しています。 GOES衛星の観測によると、GOES11(青線)で警戒ラインである10の4乗を記録しています。 高エネルギー電子は更に増加すると思われます。 衛星の運用などで障害が発生しやすい状態が続きます。 これから数日にわたって注意が必要となるでしょう。 太陽は無黒点のままです。 フレア活動は無く、穏やかです。 SOHO EIT284を見ると、東から明るい領域が上がって来つつあります。 小規模の黒点群が現れるかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (放射線帯電子版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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