宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 8/ 7 10:05 更新 太陽風は低速で安定しています(360km/秒)。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風は低速の状態が続いています。 速度は360km/秒前後でほぼ安定し、たいへん穏やかです。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、コロナホールはかなり西側に移動してしまい、 この部分からの直接の影響は発生しなかったようです。 磁気圏内も穏やかな状態が続いています。 地球から見ていると、太陽は約27日で一回転します。 そのため、太陽風の変化を見ていると、1周期=27日の周期で同じ変化を繰り返す傾向があります。 従って、現在のデータと27日前のデータを組み合わせて考えると、今後の変化がある程度予想できます。 そのための図が、27日周期の図です。 ここに掲載している短縮版の27日周期の図では、直前の周期のデータのみ掲載しています。 完全版の27日周期の図では、前の2周期分のデータを見ることができます。 これらの図を参照すると、前周期(7月12-14日)と、前々周期(6月15-18日)に、高速風の領域が見られます。 これは、更にその前の、5月18-21日、4月21-24日と、過去4周期にわたって見られていたものです。 この変化が今周期も引き継がれていると考えると、明日、8月8日くらいから始まることになります。 ただし、前回の変化では、高速風の規模が以前よりも弱まっていました。 また、現在の太陽写真を見ても(EIT284)はっきりとしたコロナホールは見られません。 従って、ここの高速風領域がどうなっているのか、今後の変化が注目されます。 ACE衛星の図の最新のところで、磁場強度が急に強まっています(13nT)。 これは一時的な乱れなのでしょうか、高速風の始まりと関連しているのでしょうか。 もうしばらく様子を見る必要があります。 太陽は無黒点のままです。 X線の強度も低いレベルで推移しており、穏やかな状態が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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