宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 7/25 18:37 更新 太陽風の速度は遅いままで安定しています。太陽の東端で、小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 遠征先のヤップ島より更新しています。 ネットワークが遅いため、思うようにデータが見られません。 分析に不正確な部分があるかもしれませんが、ご了承ください。 太陽風は磁場強度が強まらず、速度も全然上がらないままです。 コロナホールの影響域が小さくなっているようです。 昨日より、太陽風は速度350km/秒前後とやや遅い速度で安定しています。 磁場強度も5nTと普通の強さです。 ただし、-5nTの安定した南向きが4時間くらい続く変化が、 2回ほど見られています。 そのため、AE指数では500nTに達する磁気圏活動が観測されています。 SOHO EIT284では、太陽の北寄りに見えるコロナホールが、 西側に向かって進んでいます。 明日くらいに、こちらからの影響が地球へやってきそうです。 大きな高速風帯にはなっていないと思いますが、 前周期とは違った変化パターンになりますので、注目されます。 太陽では25日1時(世界時24日15時)に、C1の小さな小規模フレアが発生しました。 SOHO EIT284で東端で明るく見えている活動領域で発生したそうです。 GOESの詳しいデータが見られないため、具体的な様子が分からないのですが、 明日以降上がって来る黒点群の様子を見る事で、 この領域の活動度などが分かって来るでしょう。 昨日に続いて、ヤップ島から写真をお送りします。 ヤップ島は珊瑚礁の島で、美しい海に囲まれています。 観光では、スキューバダイビングを目的としてやってくる人が中心です。 港へ行くと、ダイバーたちを乗せる小舟をいくつも見ることができます。 マンタと呼ばれる大きなエイが有名です。 さて、この島へは、宇宙天気による磁気の変動を観測するためにやってきています。 測定器は島の気象台に間借りして設置します。 2枚目はその気象台の様子です。 3年前に建ったばかりの新しい建物です(気象台はもっと前からあります)。 裏側の庭に穴を掘り、ブロックで箱を作って磁気センサーを設置します。 まだ、穴掘り作業を始めたばかりです。 ヤップ島の港でダイバーを待つ小舟。 (c) 篠原 ヤップ島の気象台で作業を行っています。 (c) 篠原 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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