宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 7/24 16:14 更新 太陽風速度がやや上昇しました。(360km/秒)。磁気圏は静穏です。 2006/ 7/24 17:14 追加 遠征先のヤップ島より 担当 北村 太陽風速度は依然低速状態が続いていますが、 今日になって徐々に速度の上昇が見られ始めました。 現在、360km/秒程度まで上昇して、一旦安定しているように見えます。 今のところ地球磁気圏に大きな影響を与えるような変動は見られません。 今後、太陽風速度の上昇に伴い、特に磁場の南向き成分の変動に 注意が必要です。 SOHOのEIT284の画像を見ると、西の端にあった活動領域900は ほとんど隠れつつありますが、反対の東の端から新しい活動領域 901が現れてきました。GOESのX線を見ると23日までややX線強度が 上昇しましたが、現在は安定しており、大きなフレアも発生していません。 コロナホールは東40度付近に移動して地球に影響が出始める頃ですが、 昨日の報告にも会ったように、大きさが小さくなっているように見えます。 AE指数や、沖縄磁場変動をみると、現在は地磁気の状態も非常に安定して いることが分かります。 また、20日に観測されたCMEも今のところ地球に到達した兆候は 見られません。 今後の推移に注意が必要です。 2006/ 7/24 17:14 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります こちら、西太平洋ミクロネシア諸島のヤップ島です。 先ほどよりスコールが襲って来て、午後の屋外作業は中断されてしまいました。 こちらでも、空いた時間に宇宙天気をモニターしていますが、 ネットワークの速度が遅くて、見たいデータも気楽には見られません。 ヤップ島は珊瑚礁の美しい島で、ヤシの木があちこちに生えています。 この島は、地理的には北緯10度の所にありますが、 地球の磁場で見るとほぼ赤道に位置しています。 このため、宇宙天気のための特別な観測データを得る事ができ、たいへん重要な島です。 その宇宙天気とは全く関係ありませんが、現地の風景を2枚ほど掲載します。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
2006/ 7/24 17:14 追加 ミクロネシア諸島ヤップ島の風景。島の中心地でも、住居は点在する程度です。 (c) 篠原 ミクロネシア諸島ヤップ島の風景。ヤシの木が豪快に立っています。 (c) 篠原 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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