宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 7/19 10:12 更新 太陽風はとても低速です(290km/秒)。穏やかな宇宙天気が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は300km/秒を切り、たいへん遅くなっています。 現在は290km/秒です。 磁場強度は4nTで、通常の強さ。 南北成分は+3nTから-3nTの幅で、南を向いたり、北を向いたりしています。 南を向いていても、速度が遅いために磁気圏へのエネルギーの流れ込みは小さく、 たいしたオーロラ活動には繋がっていません。 AE指数にはごく小規模の変化が2か所ほど見えている程度です。 まだまだ穏やかな日が続きそうです。 次の高速風の予想は、24日からです。 SOHO EIT284では、次の高速風の原因となるコロナホールが見えてくる頃です。 27日前の写真と並べてみましょう。 どちらの写真にも、南東(左下)の端のほうに明るい帯の様な部分が見えます。 その左上側に小さく、暗い影の様な領域があります。 ここがコロナホールです。 まだ、斜め方向から、手前のコロナを通して眺めているので、形がはっきり分かりません。 これから1日、2日と経つごとに、正面から見るようになるので、 コロナホールの広がりがはっきりと分かって来ます。 太陽では、900黒点群が昨日とあまり変わらない大きさで見えています。 X線の動画を見ると、規模はとても小さいのですがごそごそと活動を見せています。 X線のグラフが、針山のように小刻みに変化しているのがそれです。 この後、Cクラスの小規模フレアくらいを起こすかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|