宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 7/22 12:52 更新 高速太陽風が近づいてきているようです。 担当 北村 太陽風に変化が現れてきました。 太陽風の速度は依然280km/時くらいで非常に低速な状態が継続していますが、 21日頃より、密度がやや上昇してきています。また、太陽風磁場の大きさも 徐々に強くなっている上に、磁場の南向き成分(赤い線)も強くなっています。 これは、後ろから速い速度の太陽風が遅い太陽風を押し込んでいるときに 見られる変化で、このあとに高速太陽風が到達すると思われます。 SOHO EIT284の画像を見ますと、明るい活動領域900はもうすぐ西の端(向かって 右側)に消えていきそうですが、東の端(向かって左側)から新しい活動領域が 現れ始めているのが分かります。 この影響と思われますが、GOESのX線のグラフを見るとX線の強度が徐々に 強まってきています。ただし、今のところ大きなフレアーなどの発生は確認 されていません。 また、SOHO EIT284の画像で正面やや南側に、黒いコロナホールが確認できます。 ここから噴出している高速太陽風の影響が、上で述べた太陽風の変化として 現れてきているものと考えられます。 AE指数や沖縄磁場擾乱のグラフを見る限りでは、今のとこと地磁気の活動は 静穏な状態を維持しています。しかし、太陽風磁場の南向きの状態が今後強まったり、 長期間継続したりすると地磁気の擾乱も活発になる恐れがありますので注意が 必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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