宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 7/16 10:19 更新 太陽風の速度は通常の速度に下がっています(400km/秒)。これから8日間ほど穏やかな日が続きそうです。 担当 篠原 急に始まった太陽風の乱れは、短期間かつ小規模で終わりました。 15日9時(世界時15日0時)頃に480km/秒に上がったのが最高で、 その後数時間で420km/秒と通常の速度へ戻っています。 現在は更に下がって、400km/秒です。 速度の乱れに先立って、太陽風磁場の大まかな方向の切り替わりが起こり、 セクター境界を越えたようだとお知らせしましたが、 この変化も一時的なものだったようで、現在は乱れの前の状態にもどっています。 太陽風磁場は、強度が5nTから3nTと弱まっています。 強度としては小さいですが、南寄りの傾向が続いています。 このため、300nT程度の小規模のオーロラ活動が発生しています。 速度が下がった事と南向きも小さいため、この程度の活動になっています。 これから、太陽風は長く静穏な期間が続くと予想されます。 27日周期の図を見てください。 前周期は6月19日に速度が下がり、そのあとはずっと低速が続いています。 図の最後の6月27日に、やっと次の乱れが始まっています。 今周期も同様の経過をたどるとすると、 7月24日まで低速の穏やかな太陽風が続くということになります。 今日を含めて、8日くらい穏やかな状態が続きそうです。 SOHO EIT284の太陽写真はぜんたいがのっぺりとしていて変化がなく、 コロナホールの姿は見えません。 このことからも、当分穏やかな日が続くと予想できます。 太陽のフレア活動もとても穏やかです。 太陽写真で、900黒点群が昨日よりはいくらか見やすくなっています。 とても小さな活動領域で、今のところ目立った活動は起こしていません。 太陽もまた穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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