宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 7/12 10:06 更新 太陽風の磁場が強まっています(10nT)。速度は450km/秒に上昇していますが、更に上昇すると予想されます。 担当 篠原 昨日のニュースの頃に7nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、 その後更に上昇して、11日23時(世界時11日14時)頃に15nTに達しました。 コロナホールによる速度上昇の前触れと思われる変化だったのですが、 太陽風の速度に大きな変化は起こっておらず、 12日3時(世界時11日18時)に、380km/秒から450km/秒へ小幅の上昇が発生した程度です。 15nTにまで強まった磁場強度は、むしろ弱まり始め、現在は10nTに下がっています。 ちょっと肩すかしの様な変化になってしまっていますが、 これから本格的な速度上昇が始まるのではないかと思います。 27日周期の周期で対応させると、太陽風の速度は今日からの上昇が予想されます。 そして、磁場強度の強まりが早くなっていたのは、CMEの影響が残っていたからだとも考えられます。 このまま磁場強度の高い状態が続くか、弱まってしまうかで今後の展開が変わるでしょう。 磁場強度が5nT程度へ下がってしまうようだと、高速風は空振りになると思います。 太陽風磁場の南北成分は、ここまでは北寄りで推移しています。 そのため、磁気圏活動への影響もほとんど見られない状態です。 今後、この傾向が南寄りに切り替わるなどすると、 速度がやや上がっていることと合わさって、磁気圏の活動は活発になるでしょう。 太陽では中心付近に899黒点群がとても小さく見えています。 写真がにじんでいるだけのような見え方で、やがて消えてしまいそうです。 その他に黒点群はなく、太陽の活動はとても穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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