宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 6/ 1 09:58 更新 これからコロナホールによる高速太陽風が来そうです。オーロラ活動が活発になりそうです。 担当 篠原 いよいよコロナホールによる高速風がやって来そうです。 GOES衛星のX線画像では、コロナホールが太陽の右側半分の位置に移動しており、 高速風が影響を及ぼし始める目安の位置に達しています。 ACE衛星の観測では、太陽風の磁場強度が7nTから10nTへ小幅ですが強まる傾向を見せていて、 この後の速度上昇へ繋がる変化ではないかと思われます。 これから来ると予想される高速風は、前周期は最高速度が650km/秒、期間は3日ほど続きました。 中規模の高速風領域という印象です。 これから磁場強度が更に強まって速度が上昇を始めると、 磁場が南向きになった時に、オーロラ活動が強まったり、磁気嵐が発生します。 前回は、5月6-7日に活発な活動が見られていました(27日周期の図を参照)。 昨日の太陽風は、31日14時(世界時31日5時)ころに、 速度が300km/秒から400km/秒に上がるという変化が見られています。 GOES衛星のX線写真で見えていた、高緯度寄りのコロナホールの影響が地球へ届いたのでしょう。 太陽風磁場は7nT前後にやや強まった状態が続き、 前半は南寄り、後半は北寄りになっています。 その影響で、オーロラ活動を示すAE指数も、前半に小さな変動が見られ、後半は静穏です。 速度が高くないため、変動は小規模でした。 太陽の黒点群は、どれも小さくなっています。 今日の写真では、なんとか識別できる程度で、やがて見えなくなってしまいそうです。 X線の強度もかなり落ちていて、太陽はとても穏やかな状態が続いています。 GOES衛星のX線カメラで撮影した太陽の様子。コロナホールを見るために強調処理をしている。1日09時 (世界時1日00時)。 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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