宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 5/31 09:58 更新 太陽風の磁場強度が強まるなどして、小規模の乱れが発生しています。 担当 篠原 昨日の夕方、30日18時(世界時30日9時)頃から、太陽風がざわついています。 磁場強度が5nTから10nTへゆっくりと強まりました。 数時間強い状態が続いた後、5nTへ戻って行きましたが、全体的に強度が細かく変動しています。 南北成分も、南北に大きく振れていて、-5nTを越える南向きが度々発生しています。 一方、太陽風の速度も、300km/秒から350km/秒へ小幅ですが上がっています(低速の範囲内です)。 太陽の北寄り(上側)に見えているコロナホールの影響が、多少及んでいるのかもしれません。 27日周期の図を見ると、前周期の5月4日頃にも、低速ですが磁場が強まるという擾乱が見られています。 今回はこれよりも規模は小さくなっていますが、同じ原因で発生した乱れなのかも知れません。 太陽風はもうしばらく、現状程度の乱れが続く可能性があります。 そして、明日くらいから、太陽の中心右寄りのコロナホールの影響で高速になるでしょう。 磁場の乱れ具合によって、オーロラ活動が活発になったり、磁気嵐が発生する可能性があります。 話が前後しますが、現在の磁気圏は、太陽風磁場の南向きが強まった影響で、 小規模の乱れが観測されています。 AE指数では300〜500nTの変化が見えています。 速度が遅かったために、この程度の乱れに留まっているのです。 太陽は穏やかな状態が続いています。 黒点群たちはどれも小規模で、掲載している太陽写真では見つけるのがやっとです。 GOESのX線動画でも、目立った活動は見られていません。 GOES衛星のX線カメラで撮影した太陽の様子。コロナホールを見るために強調処理をしている。31日09時 (世界時31日00時)。 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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