宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 5/22 10:20 更新 太陽風は速度が静穏レベルに戻っています(400km/秒)。プレアデス星団がSOHOの視野を通過中です。 担当 篠原 先週の15日に、SOHO衛星のLASCO C3カメラの視野に入ってきたプレアデス星団(すばる)を紹介しましたが、 1週間経って、ほぼ視野の中央に達しました。 宇宙から見るすばるの姿も、あと1週間程度です(来年の5月にまた見えます)。 どうぞ、SOHOのページへ行き、動画でもすばるの様子をごらん下さい。 また、太陽の左に見えている明るい星は、外合を過ぎた水星です。 動画では、まるで宇宙船が飛んでいるかの様な見え方です。 昨日より1日かけて、太陽風は速度が500km/秒から400km/秒へ下がりました。 これは、通常の速度レベルです。 地球は高速風領域を抜け出しています。 磁場強度は5nTと通常の強さで安定しています。 南北成分を見ると、ACEの図の後半で-3nT程度の南向きが続いています。 この影響で磁気圏がやや活発になっています。 既に速度が下がっていますので、大きな活動にはならず、 AE指数で500nT程度の比較的小規模の活動です。 この後、太陽風は更に速度を下げて行くと思われます。 そうなると、磁気圏の活動度は更に低下します。 放射線帯の高エネルギー電子の密度は、上昇も止まって、低いレベルで安定しています。 この後、増加することはないでしょう。 太陽は、885黒点群が新しく番号付けされています。 854群とともに、どちらも規模は小さく、太陽は穏やかな状態で推移するでしょう。 SOHO衛星LASCO C3カメラの視野を、プレアデス星団(すばる)が横切っています。水星も見えています。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|